005.よかれと思ってやったのに
5冊目は、こちら↓
もう、目からウロコ落ちまくりの内容でした。
私は生まれてこの方女性を生きていて、女社会ってなんて面倒くさいんだろうってずっと思って生きてきました。
〇〇ちゃんと仲良くしないで。
〇〇ちゃんとは遊ばないで。
放っといてくれよ、めんどくせぇ。
(~_~メ)
男たちは、いいなぁ。
野球して、サッカーして、ギャーギャー騒いで楽しそうで…ああ、男になりてえ。
と思ってました(学生時代)
男性の世界もいろいろある
男性の世界における絆(ホモ・ソーシャル)というものがあることを初めて知りました。
しかもそれは、イジりや下ネタの共有、暴力、彼女をネタにして、形成されるものらしい。
_| ̄|○ il||li
青春、汗とともに友情を育むんじゃなかったかよ。
しかも、そのホモ・ソーシャルに男たちも悩んだり抵抗できずに飲み込んだり嫌な思いをしたりするらしい。
何それ。まじくだらないじゃん(笑)やめなよ。って言いたくなります。
時代の中で獲得してきた下駄を履いている。
狩猟民族時代、戦争で戦う時代、選挙権が男にしかなかった時代と、ずっと社会の真ん中には男性がいて、社会の真ん中にいられるように男性性の教育がされてきた歴史がある。だから、今も男性の中には優れていて当たり前、やってもらって当たり前という考え方が根強く残っている。意識さえもしていない部分にその思想が染み付いている。
「男性だから」という下駄を履かせてもらっている状態だという。
それは例えば、男女における給料の差だったり、採用される人数だったりで、圧倒的に優遇されてきた。
一方で「男性だから」というプレッシャーに苦しむ男性も居る。
下駄は脱ぎたくないけど、プレッシャーからは解放されたい。
いやいやいやいや。
(# ゚Д゚)
と、女性は怒るわけです。
何かを得たいのであれば、何かを手放さないと!
もう両手いっぱいですから!
男性によって語られる男性だから、面白い。
どのページにも首がもげるほどうなずけるエピソードが出てきて、首が筋肉痛になるかと思った。
何より、著者が男性であるのが読んでいて面白かったです。すべての男性の教科書にしてほしいほど。
ホモ・ソーシャルについてや、性教育についても専門家と対談という形で語られていて、これからの子どもたちにも聞かせたい内容がたくさん載ってました。
読み応えがあって、とても勉強になりました。
そして、私は男っぽいところあるな!って思った(笑)不思議なことに夫は該当するところが少なくて、それはそれで夫婦のバランスは取れてるから、いいか(笑)