子どもの夢を潰さない。
生粋のYouTube育ち。
長男(7才)は2歳からYouTubeを見てます。言葉が爆発的に発達したのはYouTubeを見るようになってからです。次男が新生児の頃、なかなかひとりで2人をみるのはしんどくて与えたのが始まりで、それからもう5年近くYouTubeを見ない日はないってほど見てます。
で、やはり、通る道。キッズ向けの動画→HIKAKIN。HIKAKINといえば、やはりビートボックス。動画内でも自身のビートボックスがふんだんに使われてます。HIKAKINを知る誰しもが通るのは「ブンブンハローユーチューブ」で「バァーイ」です。長男も例にもれずそこを通ってきました。
ビートボックスの真似事。
で、5年たった今、長男も成長し、HIKAKINブーム再来してます。HIKAKINブームというより、ビートボックスブーム再来です。それはそれは聞いていて耳を塞ぎたくなるような、「ぎゃーー、恥ずかしいから辞めてー!!」と言いたくなるようなクオリティです。絶賛大ブームで、会話をするようにやってます。
マジ、苦行。
マジ、勘弁して。
私は芸事には厳しいんです。
親に言われて枯れるものもある。
わたしは劇団に入ったり、バンドをやったりした経験から「人前でやる」ことに対して、厳しい目を持ってます。中途半端なものは見せたらいけない。ちゃんと納得行くものになるまで人前ではやらない、中途半端なものを見せるのは恥ずかしいことだと思ってて生きてました。
それが、「お金を貰える」「仕事にする」ということであるから。そう、私は芸事は「仕事にしたかった」クチです。
でも、長男は違う。ただ面白いからやっているだけ。それが仕事になるとか人前で披露したいと思ってるわけじゃない。
わたしは「聞いてて恥ずかしいからやめて」って言いたくて言いたくてしょうがないんですが、その発言はきっと長男の芽を摘んでしまう発言になり兼ねない。
母親の何気ない発言であっても、子どもには爆弾のように重い一撃になるのはよくわかってます。
なので、ぐっと堪えて、せめてもの抵抗でヘッドフォンで音楽聞いてます(愛をこめて花束を)。
反骨精神が原動力になるのはまだ先の話。
長男がもう少し大きくなっていたら、話は別です。親の発言に対して「何クソ」と思えるようになったら素直に言います。
私は劇団に入りたいって言ってオーディションを受け、合格通知をもらったとき母が私のいないところで「まさか受かると思わなかった」って言っていたのを聞いてしまって、すごく傷付いたんです。
「価値がない」って言われたみたいで、何クソやってやるー!ってなりました。(なつみ、小5の冬)
元々、叱られて育つタイプの末っ子ですから(笑)
長男にとってはまだまだ先の話。ここは時期を誤らないようにしたいです。私がそうであったように、彼もそのうち夢にぶち当たります。どっちに進むか悩む分かれ道もあるでしょう(あって欲しい)。
その芽を早いうちに摘んでしまうことのないように、気をつけたいと思います。
………我慢できたらね。