003.限りなく黒に近いグレーな心理術


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DaiGoさんの著書を読むのは初めてです。

YouTubeチャンネルは時々見ます。特に子供に関する教育についての動画をよく見ます。早口でサクサクと話されていて、情報量は多く、見解の裏付けまでをスピーディに話してくれるので、とても勉強になりますし、すぐ実践しやすいです。

子どもの宿題をお仕事制にしたのも、DaiGoさんの動画を見てからです。

 

限りなく黒に近いグレーな心理術

限りなく黒に近いグレーな心理術

 

 この本は、ショートストーリーを追いながら、心理術を解説していくスタイルで書かれていて、主人公と脇役の登場人物がいるので、どちらにも感情移入する余地があり、考えやすい(想像しやすい)つくりになっています。

もっとも印象に残ったもの

 

特に印象に残ったのは、誰からも好かれる人気者Dくんのストーリーです。

Dくんは周りにいる多くの人から愛されています。それは単にキャラクターというわけでなく、好かれるために実践していることがあるからなんですが、それが嫌らしく見えないのがその人の人柄なんでしょう。人から聞いたことをすぐ実行するフットワークの軽さが重要なポイントなんでしょうね。誰しもプライベートがあり、好き嫌いがあるけど、それをも超えたかわいらしさ(見た目ではなく)がある人は好かれます。子犬がしっぽを振って歩み寄ってきたら多くの人が「かわいい」と思うような、そんな愛され方。いいなぁ。参考にさせていただきます。

 

そのほか、

  • 手土産は本題に入る前に渡す。
  • 松竹梅だったら多くの人は竹を選ぶ。
  • 初頭効果とは、最初の印象を人は引きずる。

なども印象に残っています。

知ることの大切さ。

 

知ってるか、知らないかで、動かす側も動かされる側も、大きく変わることがわかりました。知識があれば「誘導されてるな」と気づくことができるけど、知らなければ「自分の意志で決めた」と思い込んでしまう。自分にとって、本当に必要であるのかは冷静にならないとわからないものだから、注意が必要。自分の意志で選択できることが自分の人生を生きることだとこの本から読み取りました。

 

 

そのうえで、まえがきに書かれているこの言葉が生きてきます。

 

 

「知識はすべてを可能にする。

知識がなければ、この世は闇だ。

ただし、勇気を伴わない知識は無力だ。

勇気さえあれば、知識は不朽のものとなるだろう。」
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以下、読書ノート。
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