002.本をどう読むか 幸せになる読書術


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本をどう読むか 幸せになる読書術

(166)本をどう読むか: 幸せになる読書術 (ポプラ新書)

(166)本をどう読むか: 幸せになる読書術 (ポプラ新書)

 

読了。

アドラー心理学「嫌われる勇気」からの「幸せになる覚悟」からの本書です。

 

率直な感想として、言い回しが私にはすんなり入ってこない文章でした。理解に時間が必要な文章を書かれる人という印象です。

 

最も、本文の中で、ゆっくり時間をかけて読書をすることがたくさん本を読むより大事なことだと言っていますから、ご最もだと思いますが。気軽に読んでみようとこの本を手に取った私からするとずいぶんと重い本を選んでしまったと感じました。

 

ただ、本文の中で読書は筆者との対話であると書かれていて、ただ鵜呑みにするのではなく、疑っていいと言っている。結局のところ、自分なりに読書を楽しもうってことなんです。

 

勉強のために読書を強いられるのは、読書の楽しみを奪ってしまう。速読は理解するには足らない読み方であるが、情報収集という読み方をするのであればよいものである。

私が共感したのは、本によって自分ではできないことを追体験できるのは素晴らしいことだ。という部分。

他人が感じたことをまるで自分が感じたことのように思えるのが本の良いところです。わたしが100冊読書をしようと思った理由はそこにあります。

 

自分の中にあったものを、本を通して再認識すると、それは確固たるものになると感じています。

 

その一文だけで、この本に出会えてよかったと思えるから読書は素敵な時間です。


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